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2024.10.5
家づくりコラム
『住宅ローン』について② ~「変動金利」の上昇について着目~
『住宅ローン』について②
こんにちは。営業の東野です。
私の部署では個人の方を主に、兵庫県・神戸市・芦屋市・西宮市・明石市を主なエリアとして、
新築・中古の戸建て・マンションをお客様にご提案しております。
今回も前回に引き続き住宅ローンについてです。
(前回コラム→住宅ローンは「無理なく返済出来る額」から算出)
10月より住宅ローン金利が上昇したのを耳にされた方もいらっしゃるかと思います。
特に今回は「変動金利」の上昇について着目します。
住宅ローンの金利種類は大きく3つあり、「変動金利」・「固定金利選択型」・「全期間固定型」があります。
住宅金融支援機構が行った2023年の調査によると住宅ローンの借入した方は「変動金利が約7割」・「固定金利選択型が約2割」・「全期間固定型が約1割」を選択しております。
変動金利が一番低金利となるので当然の選択かと思いますが、
この背景には、変動金利がこの約20年以上ほとんど上昇しなかったことが挙げられると思います。
三井住友銀行のHPに2001年4月から現在までの変動金利の推移が以下のようになっております。
2001年4月~2006年9月: 2.375%
2006年10月~2007年9月: 2.625%
2007年10月~2008年11月: 2.875%
2008年11月~2009年1月: 2.675%
2009年1月~2024年9月: 2.475%
2024年10月~ : 2.625%
このように店頭金利は2%台の低金利で推移しており、
2009年1月からは15年もの間、金利は変動しませんでした。
そしてこの約20年のうちに、各行の顧客獲得競争が激しくなり、優遇金利の幅が広がってきました。
私が不動産の仕事に足を踏み入れたのが、2006年頃。
当時の記憶ですが、優遇金利の幅は「-0.5%~-1.0%」程度だったと思います。
また、優遇期間も「当初10年だけ」や「当初10年とそれ以降で優遇幅を縮小」など、
今現在に多く見受けられる「全期間-2.0%」と比較すると寂しいものでした。
これにより、実質的に住宅ローンを借入する方の金利が下がってきたことが、「変動金利が約7割」を後押ししたと考えます。
ただ、この金利上昇があり得るとなった局面で、どの金利タイプを選択するかはお客様にとって大変悩ましい状況になりました。
住宅ローンを提案する不動産営業マンも安易に変動金利だけでのシミュレーションでは不親切な営業となるかもしれません。
前回のコラムでもご紹介いたしましたが、
大建興産では独自のライフプランシート使い、お客様個々人のライフプランを作成し、お客様のご納得頂ける住宅ローンのご提案をしております。
次回はその内容の一部をご紹介出来ればと思っております。
不動産・住宅購入にお困りの方、満足がいっていない方はお気軽にご相談・お問合せ下さいませ。
この記事の執筆者 大建興産株式会社 東野(営業部)
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